PMIにおける研究開発

喫煙関連疾患のリスクを低減する可能性のある製品を開発することは、当社の主要課題の一つです。 この多角的な課題に対処するため、当社の研究開発部門では、生物学、化学、計算学といった幅広い分野に精通している科学者のチームを擁しています。

当社の研究は、喫煙により引き起こされる疾病の根底にあるメカニズムおよびこれらの疾病の発現にたばこ煙の成分が果たす複雑な役割を解明することに注力しています。

当社の研究における重要な側面は、製品のリスクを低減する 可能性をいかにして評価するかということです。 多くの喫煙関連疾患は発症するまでに、数十年とは言わないまでも、何年もかかるため、これは非常に複雑な課題となっています。

この研究努力の一環として、当社はリスク低減評価の分野における規制を支持しています。 リスクを低減するたばこ製品に対する規制では、リスクを減らすという主張を実証する科学的データを規制当局に提出するよう、製造業者に義務付けるべきです。

「今日、安全な紙巻たばこというものは存在しません。 しかし、フィリップ モリス インターナショナルは、より害の少ない新製品の開発に努めています。」

ダグ・ディーン

研究開発担当上級副社長

当社の目標は、リスクを減らす製品という選択肢を消費者に提供することです。 しかし喫煙者の皆様には、リスクを低減する製品は禁煙の代わりにはならないということ、また、喫煙関連疾患のリスクを減らす最良の方法は禁煙 であるということを理解していただきたいと思います。

煙と煙成分

当社では、紙巻たばこ内のたばこ葉が燃える際に発生する有害な化学物質の形成を防止すること、あるいはそのレベルを抑えることに焦点を当てて、研究開発に取り組んでいます。 今日までに、7,000種類を超えるたばこ煙成分(または排出物)が特定されています。 このうちおよそ70種類の煙成分が、公衆衛生当局により、喫煙関連の疾病の原因になると考えられるものとして特定されています。 公衆衛生の専門家を含む多くの科学者は、先端に火をつけて喫煙する従来型の紙巻たばこの煙成分をいくつか削減することでは、リスクを減らすことはおそらくできないとしており、当社はこれに同意します。 そこで当社では、あらゆる領域の有害な煙成分を大幅に削減または削除した、新しい、次世代製品の開発に焦点を当てています。

たばこという植物

たばこという植物は複雑な生体系です。 その特性は、植物体と外部環境(土壌、天候、農業手法、葉の乾燥工程など)との相互作用の結果として現れます。 有害物質の多くは燃やすことにより発生し、これらはたばこの葉に含まれている成分ではありません。しかしながら、たばこという植物は、たばこ特異的ニトロソアミン(TSNA)や重金属カドミウムといった有害物質を含んでおり、たばこを燃やすと煙に移って放出されます。 当社はさまざまな農学的手法を用いて、たばこという植物に含まれる、これらの有害物質の形成を防止することに注力しています。