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たばこ関連の訴訟について数多く報道されていますが、たばこを規制するという目的を達成するには、訴訟は最適な方法とはいえないのではないでしょうか。
一つには、訴訟は多額の費用がかかり、非効率なことが多いという現状があります。
過去50年間に米国の喫煙者がたばこ会社に対して起こした訴訟は7,500件以上にのぼります。 このうち原告が勝訴したのは、30件未満です。
米国外でも、フィリップ モリス インターナショナル(PMI)および他のたばこ会社を相手に起こした訴訟で原告側が勝訴した例は極めて稀です。
さらにいうと、訴訟の必要はないのです。
たばこ規制の目的を実現する最適な方法は、訴訟ではなく規制です。 多額の費用と時間がかかり非効率な訴訟より、たばこ業界への規制を強力で効果的なものにしていくことの方が、すべての人々にとって意味があると考えます。
喫煙と健康に関する訴訟の詳細については、下記をご覧ください。
個人訴訟
米国外でのたばこ訴訟は、そのほとんどが個人によるものです。 こうした訴訟では、個人の喫煙者が、疾患の原因は喫煙であると主張し、一社あるいは複数のたばこ会社を訴えます。 このような訴訟のほとんどは、多くの国の裁判所で棄却されています。
当社は、アルゼンチン、オーストラリア、ブラジル、チリ、コスタリカ、フランス、ドイツ、香港、イスラエル、イタリア、カザフスタン、フィリピン、ポーランド、スペイン、トルコなどさまざまな国で、個人訴訟に勝訴しています。 他のたばこ会社もまた、同じような結果を得ています。
下級裁判所でたばこ会社に不利な判決が出されたケースもいくつかありましたが、後に上級裁判所が判断したものについては、そのすべての判決が覆されています。 PMI子会社に対する不利判決が今もって上級裁判所で覆されていない国は、ブラジルとイタリアのみです。
集団訴訟
一社あるいは複数のたばこ会社により被害を受けたとする人々が、訴えを集団または併合して一つの訴訟として起こすものを集団訴訟といいます。 国によっては、消費者団体がメンバーの代表となって、このような訴訟を起こすこともあります。
現在、係争中の集団訴訟があるのは、 ブラジル、ブルガリア、カナダ、イスラエルの4カ国です。 過去にもブラジル、カナダ、ナイジェリア、スペイン、英国でこのような訴訟を起こす試みがなされましたが、いずれも成立には至りませんでした。
PMI子会社に対して唯一不利な判決が出されたのは、ブラジルでの消費者集団訴訟ですが、これは後に控訴審で覆され、さらに審議するようにと第一審に差し戻されています。
医療費返還請求訴訟
医療費返還請求訴訟は、政府、保険会社、医療関係者などが、喫煙が原因であるとする疾患患者の医療費の返還を求めるものです。
このような訴訟はこれまでに、カナダ、フランス、イスラエル、ナイジェリア、スペイン、マーシャル諸島共和国で起きています。 このうちフランス、イスラエル、ナイジェリア、スペイン、マーシャル諸島共和国で棄却されましたが、 イスラエルでは上訴され、現在係争中です。