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紙巻たばこの各銘柄における風味やフレーバーの強さを区別するために、「ライト」といった用語が製造業者により使用されています。これらの用語は「ディスクリプター」と呼ばれています。通常、親銘柄に対する比較に用いられ、機械による試験方式で測定されたタール量がどれだけ低いかを表します。
公衆衛生関係者は、ディスクリプターは低タールの紙巻たばこの方がフルフレーバーの紙巻たばこより安全であると消費者に誤解させていると主張しています。また、低タールの紙巻たばこを喫煙する消費者はフルフレーバーの紙巻たばこと同じくらいの量のタールやニコチンを吸いこんでいると報告している研究者もます。
結果として、欧州連合(EU)の全加盟国を含む多くの国々で、特定のディスクリプターの使用が禁止されています。 EU諸国に加え、オーストラリア、ブラジル、香港、メキシコ、シンガポール、タイ、トルコ、ベネズエラなど約35カ国で、「ライト」などのディスクリプターの使用が禁止されています。
たばこ規制枠組み条約(FCTC)もまた、「特定のたばこ製品が他のたばこ製品より有害性が低いとの誤った印象」を与える用語がたばこ製品のパッケージに含まれることがないよう措置を採択し、実施することを、締約国に義務付けています。FCTCは、誤認させる用語として「低タール」、「ライト」、「ウルトラ・ライト」、「マイルド」などを挙げています。
当社の見解
喫煙者の嗜好が多岐にわたることから、フィリップ モリス インターナショナル(PMI)では、機械方式の一つで測定したタール・ニコチン量が異なる、さまざまな製品を提供しています。 当社は、使用が認められている地域では、「低タール」、「ライト」、「ウルトラ・ライト」、「ミディアム」、「マイルド」といった用語を使って、消費者がこれらの異なる製品を区別できるようにしています。
特定のたばこ製品が他のたばこ製品より害が少ないという事実がない場合、そのような事実があるかのような記載をすることは認められるべきではないという考えに、当社は同意します。 また、何年にもわたり当社がウェブサイト上で行ってきたように、ディスクリプターは特定の紙巻たばこから喫煙者が実際に吸い込むタールやニコチンの量を正確に示している、あるいは競合製品と比較したタールやニコチンの相対量を示している、と考えるべきではないということを、喫煙者は知らされるべきです。
しかし、これに基づいて銘柄間の差別化を行い、「ライト」や「ウルトラ・ライト」といったディスクリプターでこれらの違いを成人喫煙者に伝えていくことは、適切であると当社は考えます。 規制でディスクリプターを禁止するのではなく、ディスクリプターはその銘柄の紙巻たばこがより安全であることを意味するものでも、吸い込むタールおよびニコチンの量が必ずしも少ないことを意味するものでもないということを、消費者に伝えるよう義務付ける規制とするべきです。 当社は禁止よりこうした措置の方が適切なアプローチであると考えていますが、「低タール」、「ライト」、「ウルトラ・ライト」、「ミディアム」、「マイルド」といった用語の使用を禁止する法律に異議を申し立てたことはなく、今後も行うつもりはありません。
ディスクリプター禁止の基礎をなす論理的根拠(低いタール値に対する消費者の理解)とはいかなる合理的解釈においても関係のない、用語、商標、その他のパッケージの要素を禁止しようとする法律には強く反対します。 例えば近年、「フェイマス(有名)」、「プレミアム」、「インターナショナル」といった説明的用語の使用を禁止する法律がいくつかの国で制定され、ある国では紙巻たばこ1ブランドにつき1銘柄にするよう制限されています。 このような法律は、革新性を制約し、商標およびその他の知的財産の使用を妨げ、公衆衛生対策のために必要な範囲をはるかに超えて通常の取引を制限することで、製造業者の競争力を削ごうとする試みであるといえます。
最後に、忘れてはならないのが、リスクを低減する製品であると公衆衛生当局が認める紙巻たばこは、現在のところ市場に存在しないということです。 喫煙のリスクについて懸念がある喫煙者にとって、そのリスクを減らす最善の方法は禁煙 をすることです。 将来的には、ある製品が喫煙関連疾患のリスクを低減する可能性を持つと立証できるようになるかもしれません。 そのような製品について消費者に伝えるための規制を策定することは、たばこ政策の重要な要素の一つです。