フィリップ モリス インターナショナル、新型コロナウイルス感染症の世界的大流行期間における従業員保護の方針を発表

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全従業員を対象とする保護の指針を策定

2020年4月9日―フィリップ モリス インターナショナル(以下PMI)(NYSE:PM)は、新型コロナウイルス感染症の世界的な大流行の間も従業員の雇用と安心を守るために、全社を挙げて取り組む重要な指針を策定しました。この指針には、「雇用の安定」「収入の安定」「特別報奨」という3つの主な内容が盛り込まれています。

PMIのアンドレ・カランザポラス最高経営責任者は、次のように述べています。「PMIはグローバル企業としての社会的責任に鑑み、この新型コロナウイルス感染症の世界的大流行の収束に向けて当社に可能なあらゆる対策を継続していきます。当社としては何よりもまず、当社の従業員とその家族を支援し、安全と健康を守る取り組みを最重要責務と位置づけ、これを続けていく方針です。世界各地で工場勤務・外勤・内勤・研究所勤務にあたっている従業員、在宅勤務を行っている従業員の力によって、今回のような前例のない危機的状況下でも当社のビジネスは最大限平時に近い状態を維持できています。」

今回発表された指針の適用期間は、PMIがほぼすべての内勤従業員に対して在宅勤務を指示した2020年3月16日から、危機的状況を脱し十分に収束したことをPMIが確認するまで継続されます。

雇用の安定:PMIは、この危機的期間を通じて一切の従業員の雇用を正当な理由なしに解除しないものとします。さらに、組織構造改革計画はすべて休止とします。

収入の安定:PMIは全従業員に対し、今回の大流行期間中に自身に課された職務を完全に履行できるかどうかに関わらず、平時の給与を継続して支払います。

特別報奨:各地を管轄する法令で認められている場所に該当する勤務先(工場・倉庫・外勤先・内勤先)に物理的に出勤することが必要なPMIの従業員には、この危機の期間中特別報奨を支給します。もちろん、これらの場所で勤務するすべての従業員を保護するために必要なあらゆる安全措置を、PMIは今後も継続していきます。

PMIのチャールズ・ベンドッティ人事担当上級副社長は、次のように述べています。「当社には、危機的状況にも耐えられる強さがあります。これは、世界全体で73,000人を超える従業員に対する約束でもあります。私たちは、一丸となって協力、連携することでこの世界的な危機を乗り越え、さらに強くなることができると信じています。」

PMIが打ち出している従業員保護の方針は、新型コロナウイルス感染症の世界的な大流行に伴って影響を受けている各国において実施している包括的な支援活動の重要な一部です。

今回の新型コロナウイルス感染症の流行初期から積極的な対策を続けているPMIは、従業員が居住、勤務する世界60か国以上で、資金や物資の寄付、各地でウイルスと戦う活動や大きな影響を受けた層を支援するボランティア活動など、さまざまな取り組みを実施しています。具体的には、取引先への衛生用品の提供、医療福祉関係者への支援、新型コロナウイルス感染症の対策に必要不可欠な物資の調達支援、大流行の収束に向けて活動している研究機関やNGOへの資金援助などが挙げられます。さらに、PMIの従業員が多くの国で高齢者・低所得者層など社会的に弱い立場にある人々を支えるボランティア活動に従事するほか、一部の工場を利用して地域が必要とする消毒液やマスクの生産を行っています。

今回の新型コロナウイルス感染症対策に関連して、これまでにPMIが決定した支援活動の総額は2,400万米ドルを超えました。今後も引き続き、事業を展開する世界各国で必要とされる支援の動向に応じて支援活動を拡大していく方針です。

プレスリリースのPDF版はこちらをご覧ください。

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