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2020年4月に改正健康増進法が全面施行され喫煙に対する社会的関心が高まっている。そ

んな中フィリップ モリスは紙巻たばこから加熱式たばこへの切替えを呼びかけ、「煙のない

社会」を目指すとしている。フィリップ モリス ジャパン副社長の井上哲氏と経済ジャーナ

リストの荻原博子氏が語り合った。

 

燃焼せず煙の出ない加熱式たばこ

発生する有害性成分の量大幅削減

荻原 広々としたスタジアムでお話しさせていただくのはとても気持ちがいいですね。

井上 ここZOZOマリンスタジアムは従来の喫煙室に替えて、加熱式たばこ専用室を設置しました。今日はここで成

人喫煙者の新しいスタイルについてお話させていただきたいと思います。

荻原 私も含めて、紙巻たばこと加熱式たばこ、それに電子式たばこの違いがよくわからないという人が多いので

はないでしょうか。

井上 紙巻たばこは紙で巻いたたばこ葉に火をつけて燃焼させ、発生した煙を吸うものですが、この燃焼が有害性

成分を大量に発生させています。これに対し加熱式たばこは、たばこ葉を350度以下で電気的に加熱し、蒸気を

発生させて使用します。

荻原 だから煙が出ないんですね。

井上 また燃焼させずに加熱することで有害性成分の発生量が抑えられ、弊社の加熱式たばこ製品であるIQOSの場

合、紙巻たばこの煙に比べ平均95%の有害性成分が低減されています。弊社親会社であるフィリップ モリス インタ

ーナショナルは米国食品医薬品局(FDA)に科学的な検証データを提出し、IQOSは「曝露低減(※1)たばこ製

品」として米国内で唯一の販売認可を受けています。なお、弊社は現在日本国内で扱っていませんが、電子式たば

こは加熱式たばこと違いたばこ葉を使用せず、香料(フレーバー)などが入ったリキッド(溶液)を電気的に加熱

し蒸気を発生させる仕組みです。外国で流通しているものにはニコチンが含まれていることが多いのですが、日本

で流通している製品には法的規制によりニコチンが含まれていません。たばこ葉が使われていないことから、元々

たばこ製品には分類されていません。

※1 紙巻たばこの喫煙と比較して、製品を使用する成人喫煙者の体内で吸収される有害および有害性成分の数と量が低減している

こと。

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加熱式たばこへの切替え進め

紙巻たばこ事業からの撤退も

 

井上 加熱式たばこは紙巻たばこに比べ、においが少ない、屋内の空気環境への悪影響がない、灰が出ない、周囲

が汚れにくいといった特徴があります。弊社では加熱式たばこへの切替えを推進しています。

荻原 なぜ紙巻たばこからの切替えを勧められるのですか。

井上 健康のためには禁煙がベストであることは明らかです。しかし一方で喫煙を続ける選択をする方もいらっし

ゃいます。こうした方々に一人でも多く、先ほどお話しさせて頂いた特徴があるため、より良い選択肢として加熱

式たばこに切替えていただくことが、公衆衛生に対する貢献になるのではと考えています。弊社は「煙のない社会

を目指す」というビジョンを掲げていますが、最終的には紙巻たばこ事業から撤退したいと考えています。

荻原 それは思い切った決断ですね。

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改正健康増進法が全面施行

紙巻、加熱式の扱いを区別

 

荻原 2020年4月に改正健康増進法が全面施行されました。喫煙に対する社会的関心も高くなっていますね。東京

都などはさらに厳しい条例を制定し、全面禁煙とする飲食店も増えました。

井上 同法では「望まない受動喫煙防止」のため、学校や病院、行政機関などは禁煙、その他多くの方が利用する

施設は原則屋内禁煙となり、飲食店などでは専用のエリアにおける喫煙のみが許され、飲食をしながらの喫煙も禁

止されています。一方、加熱式たばこに関しては紙巻たばこと扱いが異なっており、専用のエリアにおいて飲食を

伴う使用が可能です。飲食チェーンでは加熱式たばこ専用エリアの設置を進めているところもあります。

荻原 飲食をしながらたばこを楽しみたいという人はやはり多いでしょうね。

 

 

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地域のランドマークを

スモークフリーエリアに

 

井上 弊社では地域のランドマークとなるスポットの喫煙エリアを、加熱式たばこ専用エリアに切替えていく「ス

モークフリーランドマーク活動」を進めています。例えば岐阜県白川郷や兵庫県・有馬温泉。スモークフリー化が

進むと同時にたばこ火に起因する火災の予防にもなり、貴重な歴史的建造物を守ることにもつながります。

また、ここZOZOマリンスタジアムをはじめ、和歌山県の南紀白浜空港、沖縄県のアウトレットモールあしびなーな

ど、多くの方々が利用される施設でも切替えを進めていただいています。各自治体にも協力をいただいており、品

川区の大崎駅、大阪府門真市の運転免許試験場などでも専用エリアが設置されました。

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荻原 紙巻たばこと共用ではないのですね。

井上 加熱式たばこに切替えた方が紙巻たばこを吸う方と同室では、切替えのベネフィットを受けることが難しく

なります。また専用エリアとすることで、煙も出ず、においも少なくなることから、周辺環境の向上にも寄与しま

す。

荻原 加熱式たばこはにおいが少なく煙もないので、吸う人・吸わない人が同じ空間で楽しむことも可能になるか

もしれませんね。より良い選択がより良い社会の実現につながるといいですね。

井上 弊社は喫煙と健康の問題に真正面から取り組んできました。これからも科学的なエビデンスとともに適切な

情報を社会に提供し、煙のない社会の実現を目指していきます。

❊2020年12月19日付「NIKKEIプラス1」に広告として掲載